仏教で「彼岸」というのは死後の世界ということではなく、川の向こう岸という意味です。
ご存じのように、仏教はインドで興りました。インドにはガンジス河という大河があります。覚りに至る道をそのこちら岸から向こう岸に渡る様子に例えられた言葉です。です から、向こう岸「彼岸」というのは、覚りの世界を指すのです。浄土真宗の覚りの世界は「浄 土」です。お経の中に、お浄土は西の彼方にあると出てきます。
真西に太陽が沈む春分・秋分の日をご縁に、阿弥陀様のお話を聞きましょうというのが、本来のお彼岸という行事です。
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